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【第二回】「インフラ整備をスピーディにやっていく」

地元に事業の必要性を訴えて予算をつけてもらうことが国会議員の仕事

――国会議員が地元にできることはなんでしょうか。

国会議員の役目というのは、地域になにが必要なのかということをしっかり国にわからせることです。それは役人ではわかりません。そして市の予算ではできないこと、県の予算ではできないことを国にしっかり訴えてその予算をつけてもらう。これが一番の仕事だと思います。たとえば土地改良の事業。用水路を整備するのは、農家だけでは不可能だし、市域をまたぐこともあります。そこに国がしっかり予算をつけるために、必要性を国に訴えるということですね。

議員はいろんな意見や必要性を訴えて形にしていくのが仕事で、決定権があるのは行政です。だからこそ、必要なことは言わないといけません。私は小選挙区で選ばれました。埼玉14区には有権者が45万人くらいいる。その代表だという意識を常に持っています。

そして14区の真ん中にあるのが庄和なんです。庄和の発展なくして埼玉の発展はないと思っています。

――予算というと一番はインフラ整備ですか。

藤塚米島線ができ、春日部市と庄和地域が一体となってきました。インフラ整備は市長と議会がうまく連携しているからこそ実現できるのです。

埼玉県は国道16号線より北では、人口が減ってきているんですね。南は東京まで1時間圏内ということで、私の選挙区でいえば三郷市や八潮市、吉川市は急激に増えている。松伏町や庄和地域は減ってきています。

ですから、いま大事なのはインフラの整備で、八潮市の外環道から庄和インターまでの17.6kmの地域高規格道路である東埼玉道路をしっかりと完成する。これは将来的には高速道路として五霞インターにつなげることになります。

いま松伏、春日部でも工事がはじまっています。これをやると大渋滞している4号線の大きな緩和が見込めます。渋滞による経済的損失は大きいし、B/C(費用便益比)も4.8と非常に高いので、早急にやるべきだと、石川市長、土屋品子衆議院議員ともともに陳情を行っています。

また長年懸案だった、春日部駅の立体交差事業ですね。東武鉄道との関係も非常にいいですし、時間がかかることですけど、開かずの踏切は解消しなければいけない。これによる経済損失も大きいですから。こうしてインフラ整備が進めば、春日部はこれからどんどん住みやすくなっていくでしょう。それをスピーディにやらなければいけません。

――事業の開始や完了までの時間かかりすぎる気がします

確かに、国民の皆様からお預かりした貴重な税金を多く使わせていただくわけですから、手続きに慎重さが求められる部分はあります。だからこそ、地元のニーズをしっかりと反映できるような、国・県・市の緊密な連携が欠かせないわけです。いまは石川市長がいて、私や土屋議員、そして白土幸仁 埼玉県議会議員権守幸男県議会議員がいい関係でまとまっているのも大きいですね。

また、東埼玉道路については民主党政権では予算がつけられず、野ざらし状態だったことも遅れた理由です。大きな事業となると、政治の影響がやはり一番大きいですよね。だからこそ、スピード感をもってやっていかないといけません。逆に政治が動けば、もっとスピードアップもできます。三郷流山橋有料道路は当初2027年に完成というスケジュールでしたが、前倒しで2023年までに開通を目指すことになりました。

ですから、それが必要だと行政と政治が真剣にやれば東埼玉道路もだいぶ早まると思いますね。買収がまだ進んでないところもありますけど、もっと早くできる。この道路は庄和地域にとっても重要ですから、少しでも早めることができるよう手を尽くしていきたいですね。

春日部は安心した暮らしが送れるまち

――春日部市の魅力はどこにあるでしょうか。

災害に強いということは、大きいですね。首都圏外郭放水路で浸水の被害がかなり低減しました。昭和22年にキャスリン台風がおきて庄和地域が大きな水害にあって、犠牲もでましたが、それから利根川、江戸川、中川の堤防強化事業が行われ、首都圏外郭放水路ができて、かつては低湿地帯で水害に弱い地帯でしたけど、水害に負けない地域に変わりました。

また、市立医療センターをはじめ医療も充実しているので、安全で安心した暮らしが送れる地域だと思います。

それに、庄和地域では凧揚げは保存会の方が中心となって頑張っておられますし、富多神社とか香取神社では子どもたちに神楽を教えています。大凧あげ祭りはマラソン大会もあって盛り上がっているし、藤まつりや夏祭りも盛況で、催し物が多いまちだと思います。

私のイメージでは、春日部って雄大な農地があって、工業団地や商業空間もあって、古い家並みがある。風土を残しながらじっくりと成長しているまちだと思います。これからも伸びていく地域ですから、国会議員としてもそういう魅力あふれる郷土にしていきたいと思っています。

――どの議員にも言えることですが、情報発信が少ないと思います。

それは私の弱点です。集会に集まった方に話をしただけで満足してしまうのではなく、来ていただけない人たちにもしっかり発信できるようにしないといけないと思います。発信力は課題です。いまホームページをリニューアルしているところですが、できあがったら努めて積極的に情報発信をしていきたいと思います。

三ツ林裕巳公式サイト

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